そもそも「なつく」とは?犬や猫との違い
犬や猫は、飼い主に甘えたり遊びをねだったりすることで「なついている」と実感できます。
一方、爬虫類の場合は少し違います。爬虫類における「なつく」とは、
- 人間を危険視しなくなる
- 飼い主の手に落ち着いて乗る
- 餌を持ってくる存在として覚える
といった「慣れ」に近い状態を指すことが多いです。
爬虫類が人に慣れる理由

世話を通して人の存在を学習する
毎日の給餌や掃除で人が関わることで「危害を加えない存在」と理解します。
繰り返しのハンドリングでストレスが減る
最初は逃げても、少しずつ短時間から慣らすことで落ち着いて乗るようになります。
餌を与える存在として認識する
食べ物と結びつけることで、人を見て寄ってくる個体もいます。
種類別|なつきやすい爬虫類ランキング
第1位:フトアゴヒゲトカゲ
性格が穏やかで人に慣れやすく、「爬虫類の犬」と呼ばれることもあるほど。肩に乗せて一緒に過ごす飼い主も多いです。
第2位:レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)
夜行性ですが、慣れると自分から手に乗ってくることも。初心者に特に人気があります。
第3位:コーンスネーク
大人しい性格で、ハンドリングしやすい蛇。噛みつきにくく、見た目の美しさも魅力です。
第4位:カメ類
「なつく」というよりは「餌をくれる人」を覚えて、寄ってくる姿が見られます。
第5位:その他のヤモリやトカゲ
種類によっては臆病でなかなか慣れない場合もあります。無理に触らず観察中心で楽しむのがおすすめです。
私の体験談|レオパが安心して手に乗るようになった

私自身、レオパードゲッコーを飼育しています。お迎えした当初は、手を差し出すとすぐに逃げてしまい、触ることも難しかったです。
しかし、毎日同じ時間に餌をあげ、短時間だけ手を差し出して慣らしていくうちに、今では落ち着いて手に乗ってくれるようになりました。
「甘える」というよりは「この人は危険じゃない」と認識してくれている感じで、爬虫類ならではの信頼関係を築けるのが魅力だと感じています。
爬虫類と接するときの注意点
- 無理に触ろうとしない(ストレスの原因になる)
- 餌やりのときは指をかまれないよう注意
- ハンドリングは短時間から始める
- 飼育環境(温度・湿度・照明)を優先的に整える
まとめ|爬虫類は「なつく」というより「慣れる」

- 犬や猫のような感情表現はない
- しかし、人を覚え安心して過ごすようになる
- フトアゴ・レオパ・コーンスネークは特になつきやすい種類
- 時間をかけて信頼関係を築くことが大切
爬虫類は「なつく」というより「慣れて落ち着いてくれる」生き物。
焦らず、時間をかけて接することでその魅力を実感できます。
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