犬のトイレを成功させるには?しつけの方法と注意点

暮らし

犬と一緒に暮らすうえで多くの飼い主が最初に直面する問題が「トイレのしつけ」です。

犬がきちんとトイレで排泄できるようになると、犬との生活の快適さが格段に向上します。

しかし、トイレトレーニングはすぐにはうまくいかないことが多く、根気強く取り組むことが必要です。

この記事では、犬のトイレを成功させるためのステップと注意点を、私自身の経験も交えて解説します。

犬が「トイレに行きたい」サインとは?

トイレトレーニングを成功させるためには、まず犬が「排泄したい」と感じているタイミングを見極めることが大切です。

犬は言葉で伝えられないため、仕草から判断します。犬がトイレに行きたいときの代表的な行動は以下の通りです。

  • 落ち着きなくウロウロする
  • 床のにおいをクンクン嗅ぐ
  • その場でクルクル回る

こうした行動が見られたら、チャンス。すぐにトイレに誘導してあげましょう。

ステップ1:トイレまで連れて行く

最初のステップは、犬に「排泄はトイレでするもの」と覚えてもらうことです。犬がトイレに行きたそうな素振りを見せたら、飼い主が抱っこ・誘導をしてトイレまで連れて行きます。

最初から自分で行ってくれる子は少ないので、まずは飼い主が導くことが重要です。

トイレで排泄ができたら、その場ですぐに褒めることも忘れずに。おやつや声かけなどで「ここで排泄すると良いことがある」と学習させます。

これを繰り返すことで、犬は少しずつ自分でトイレに向かうようになります。

ステップ2:トイレをこぼさずにしてもらう

次の段階は、「きちんとトイレシーツの上で排泄する」ことです。

これが意外と難しく、シーツの端やトイレの外にこぼれてしまうこともよくあります。

私自身、最初は一般的なケージで犬にトイレをして貰っていました。しかしどうしてもトイレを外してしまったり、ベッドで粗相をしてしまったりすることが多く、掃除が大変でした。

そこで試してみたのが、トイレと生活スペースが別になっているケージです。

最初は少し戸惑っている様子でしたが、数週間で慣れ、トイレの失敗が格段に減りました。

このように、犬にとって「ここは寝る場所」「ここは排泄する場所」と分けられた環境を用意すると、成功率がぐっと上がることもあります。

トイレのしつけの注意点

1. 根気強く続けること

犬のトイレトレーニングは、一度や二度で完璧にできるものではありません。個体差もあり、数日で覚える子もいれば、数か月かかる子もいます。「なかなかできないな」と焦らずに、毎回同じように繰り返すことが成功への近道です。

2. 完璧を求めないこと

実際に暮らしてみるとわかりますが、トイレを100%成功させられる犬はほとんどいません。普段はきちんとできても、体調不良や環境の変化、興奮、ストレスなどで失敗してしまうことがあります。「失敗はあって当然」と考え、気持ちに余裕を持ちましょう。

3. 失敗しても怒らないこと

トイレを失敗したとき、つい怒ってしまう飼い主さんも多いのですが、これは逆効果です。怒られると犬は「トイレをすると怒られる」と勘違いし、排泄を我慢してしまうこともあります。その結果、膀胱炎などの健康トラブルにつながる危険もあります。失敗したときは淡々と掃除をし、成功したときだけ大げさに褒めることが大切です。

まとめ

犬のトイレトレーニングは、

  1. トイレに連れて行き習慣化させる
  2. 環境を整えて失敗を減らす
  3. 根気強く続ける

という流れで進めるのが効果的です。

私の経験では、トイレと生活スペースを分けられるケージを導入したことで、失敗が激減しました。

ですが、それでもたまに失敗はあります。大切なのは完璧を求めず、成功を少しずつ増やすことです。失敗しても怒らず、成功したら褒める。これを続けるだけで、犬は少しずつ「ここで排泄すればいいんだ」と理解してくれます。

トイレのしつけは犬と飼い主が信頼関係を深める大切なステップでもあります。焦らず、根気よく取り組んでいきましょう。

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